キリ番16300リクエスト
承太郎は今、ちょっと頭のおかしいやつに付きまとわれている。
と書くとあれだが、ストーカーのようなことはされていないので安心して欲しい。
むしろ承太郎本人は友人だと思っている。
そいつの名前は花京院といって、承太郎と同じ大学に通う生徒の一人だ。
彼は右足の膝から下が義足である。
とはいえ普段はそんなことを感じさせないほど自然に振舞っているが。
彼、花京院と承太郎の出会いはこんな感じだった。
入学式のあとに説明会があって、それが解散したそのとき、「見つけた!」と声がした。
振り向いた承太郎の目に映ったのが、花京院である。
彼は承太郎と目を合わせたまま、こう言った。
「僕の右足を返してくれ!」
「は?」
承太郎は昔から、目立つ男だった。
見た目もいいし頭もいいし、ついでに家柄もいい。
できないことの方が少ないようなやつだ。
彼に近づこうとする輩は、それこそ星の数ほどいた。
だが承太郎は、その誰もそばには置かなかった。
承太郎の見た目や頭や家柄や、そういったものを見ているものばかりだったからだ。
ところが花京院は違った。
彼が言うには、花京院の右足は承太郎の家にあるのだという。
まっっっっっったく覚えがない。
そもそも人の足があるわけがないだろう。
家に上がり込むための方便かとも思ったのだが、それにしては「右足が」としか言わない。
「承太郎とお近づきになろう」という気が感じられないのだ。
花京院は、右足が承太郎の家にある、と言う以外はとても付き合いやすい、気持ちのいいやつだった。
初めは向こうからそんなふうに寄ってきたのだが、話を振ればまともな答えが返ってくるし、承太郎相手にもビビらず、かといって媚びへつらうこともせず、ちょうどいい距離感で会話する。
打てば響くようだ。
承太郎はこの男のことが気に入って、いつしか一緒に行動するようになっていた。
ごくたまに思い出したように「右足を返してくれ」と言う以外はおかしいことは言わず、ユーモアもある。
承太郎だって、もちろん気になって聞いてみたのだ。
「俺はお前の右足を奪った覚えはねえ。返せとはどういうことだ?」
ところが花京院は、そうやって面と向かって尋ねると、決まって言葉を濁すのだ。
「君が悪いんじゃないんだ。事故みたいなものさ。だけど僕の右足は、君の家にあるんだ。返して欲しい」
「どういうことか分からねえと、返したくとも返せねえだろ」
「じゃあこうしよう。僕が君の家に行く。君には席を外してもらって、その間に探す。で、返してもらう」
「………ものすごく堂々とした泥棒みたいなこと言ってる自覚はあるか?」
「う、ほんとだ」
「それに返すったってまたくっつくもんでもねえだろ」
「ええと、うん、そうだよな……」
「花京院お前、俺に何を隠している?」
「何も隠してなんか……」
そうは言うものの、花京院は目を泳がせるのだ。
けれど承太郎だって、別に彼を家に呼びたくないわけではない。
承太郎にとって、実は花京院は人生初の友人なのだ。
友達を家に呼ぶなんてイベント、経験してみたいにきまっている。
それと同じくらい、彼の家に呼ばれたい気持ちもある。
それを話すと、花京院は快く承諾してくれた。
承太郎は実家暮らしだが、花京院は一人暮らしであった。
彼の家は古いアパートだった。
中に入ってまず目についたのは、緑である。
ワンルームの部屋のいたるところに、植物が置いてあるのだ。
鉢植えの数は数えきれないほど。
花が付いているものもあるが、大体が青々とした葉のものだ。
すべて植木鉢で、花瓶はない。
「植物、好きなのか?」
「え?ああ、うん。好きっていうか、ないと生きていけないんだ」
「そうなのか」
緑だらけのその部屋に、大きいテレビとそれに繋いだままのゲーム機がミスマッチである。
「まあその辺に座ってくれ。山の水と森の水と海底の水があるが、どれがいい?」
「水しかねえんじゃねえか。どれでもいい」
「じゃあ森の水にしよう」
花京院はマグカップとグラスを1つずつ持ってきた。
ペアのグラスなどはないようだ。
「悪いな、お菓子とかはないんだ。買ってくればよかった」
「気にするな」
花京院が学校のあとにバイトを複数掛け持ちしているのは知っている。
義足にだってお金がかかるのだろう。
むしろ自分が持ってくるべきだったな、と承太郎は反省した。
「さて、僕は今のところ戦うべきレポートはないが」
「俺もだ」
「よし!じゃあ承太郎、ゲームやろう!この中のタイトルでやったことがあるのは?」
「どれもないぜ」
「ええ!?君、本当に日本の学生なのか!?」
「悪かったな」
「分かった、大丈夫だ承太郎。僕が教えてやる。とりあえずRPGとアクション、どっちがいい?」
「どれでもいいが、せっかく覚えるんならオメーと対戦できるやつがいいぜ」
「……!嬉しいよ、承太郎。じゃあスタンダードに格ゲーにしようか!うん、やっぱりこれかな。タイトルくらいは聞いたことがあるだろう」
「ああ、名前だけは知ってるな」
「ふふ……」
「どうした」
「いやね、2P用のコントローラを使うのは初めてなんだ。この前買ってきたんだよ。ちょっと恥ずかしいが……」
花京院は照れたように笑った。
「実は、君が初めての友達なんだ」
「……俺もだぜ」
「本当か!?」
花京院はぱっと顔を輝かせた。
承太郎も少し照れながらも笑い返し、そうしてその日、二人は目一杯ゲームを楽しんだのだった。
花京院の家にお呼ばれしたからには、自分の家にも呼ばなければならない。
承太郎はそう思って――まあ普通に家に来てもらいたかっただけだが――花京院を呼ぶことにした。
花京院は初めとても喜んだが、ふと視線を彷徨わせた。
「どうした?」
「僕の右足のことなんだが……」
「ああ、最近あまり言ってこねえから忘れたと思ってたぜ」
「まさか!……ううん、とにかく呼んでくれたのは嬉しいよ」
「おふくろにも言っておいたから、今日でもいいぜ」
「本当かい?今日はもうバイトの予定が入ってしまっているから、そうだな、明後日でも大丈夫かな」
「問題ないぜ」
そういうわけで、その週の木曜日、花京院は承太郎の家に遊びにやってきた。
「……大きいな!?」
「まあ家だけはな」
玄関に入ったところで、承太郎の母ホリィが二人を出迎えてくれた。
「いらっしゃい!あなたが花京院くんね」
「えっ、あっ、はい、えっと」
「承太郎のママのホリィよ!」
「ホリィさん」
花京院がデレデレした表情になったので、承太郎は内心面白くない感じがして、「とりあえず俺の部屋に行くぜ」と花京院の首根っこを掴んだ。
廊下を歩いている間、花京院はずっとキョロキョロしていた。
自分の家が珍しいことは分かっているが、それだけではないのかもしれない。
”右足”を探しているのだろうか。
ところが承太郎の部屋に入った途端、花京院の目は一箇所に定まった。
「承太郎、あれは?」
「あ?あれはタンスだが」
「それは見れば分かる。どういうタンスだ?」
「どういうって、俺の服やもろもろが入ってるタンスだ。俺がガキの頃、親父から贈られたものだ」
それはかなり立派なもので、なんでも高級木材を使用して一流の職人がこしらえたものらしい。
承太郎はよくしらないが、使い心地はいいし気に入っていた。
「あの中に、お前の右足があるとでも思うのか?」
「えっ!?いや、まさか、だって、君の服が入っているんだろう?」
「そうだ。だがだったらなぜ、あれを気にするんだ?」
「なぜって……うーん……あのタンス、お父さんからのプレゼントなら大事なものだよな」
「まあずっと使っているものだしな」
「譲ってもらうっていうのは無理だよなあ……」
「なぜ?」
「ええと……」
承太郎は花京院の前に立ち、その目をしっかととらえた。
花京院は一瞬怯んだが、はっきり見つめ返してきた。
「理由によっちゃ譲ってやってもいいぜ。どうして毎回言葉を濁す?俺に言えないことでもあるのか?」
「そうだ。君には言えないことがある」
花京院の口調も、はっきりしたものだった。
「君には言うことができないことがあって、それが僕の右足と、あのタンスに関係している。君があれを僕に譲ってくれれば、僕が抱えている問題は解決する」
「解決したらどうなる」
「僕は右足を取り戻す。そうしたら帰ることだってできる」
「どこに?」
「生まれた場所に」
「どこだ?」
「言えない」
「帰ったらどうなるんだ?学校は?」
「中退することになるだろうね。でも右足を取り戻しても帰るかどうかはまだ決めてない」
「オメーが学校をやめてどっかに行っちまうっていうなら、あのタンスは譲ることはできねえな」
「………」
花京院はふっと目を細めて承太郎を見た。
「それは……自惚れてもいいのかな?実は、僕が帰ることに乗り気でないのは、君に関係があるんだ」
承太郎は思わず花京院の腕を取っていた。
「どこだか知らねえが、帰らないでくれ。俺のそばにいて欲しい」
花京院は承太郎の手に自分の手を重ねた。
「ああ、まったく、どうしてこうなったんだろう。僕だって、ずっと君の隣にいたいと思ってしまっている。親兄弟より、あの木々より大事なものができるなんて、考えたこともなかった」
「木々?」
承太郎は頭を回転させた。
親兄弟と並ぶほどの”木々”。
花京院の部屋に所狭しと並べられた鉢植えたち。
「森にでも帰るのか?」
花京院は目を見開いた。
だがすぐに、なんだか苦しそうな顔で笑った。
「半分ほどは正解かな」
「……オメーがどこにも行かねえって約束するなら、タンスを譲ってやってもいいぜ」
「そうしたいところだが、右足が戻ってきて、あの場所に呼び寄せられないとははっきり言い切れない」
「だったら無理だな」
「……分かったよ」
花京院はふっと目を伏せた。
次に顔を上げたときには、いつもの笑顔だった。
「じゃあ承太郎、予定通りレポートでもやろうか」
その日から、花京院が右足について口に出すことはなくなった。
諦めたとは思えがないが、強硬手段に出る気もなさそうだ。
承太郎も右足の話はなかったことのように、花京院とは普通の友人として振舞っていた。
そんな、ある日のことである。
その日は休日で、承太郎は漫画本を持って花京院の家に遊びに来ていた。
花京院の部屋は相も変わらず植物だらけで、承太郎と花京院の二人くらいしか座る場所がない。
ふと、玄関のチャイムが鳴った。
「なんだろう、セールスかな」
花京院が立ち上がり、「はーい」と間延びした声を出して扉を開けた。
花京院の部屋はワンルームの狭いアパートだから、承太郎にも扉の向こうの人物が見えた。
フードを被った、黒髪の少女だ。
若く見えるがあどけない雰囲気はない。
「シュガー!?どうしてこんなところに?」
花京院が驚いた声を上げた。
知り合いらしい。
「どうして、ですって?そんなことあなたが一番よく知っているでしょう、典明?とうとう右足を見つけたというのに、なぜ取り返して帰ってこないの?」
彼女の台詞に、承太郎はぱっと体を起こした。
彼女、シュガーとやらは花京院の右足について知っている。
それに、彼女の――なんというか――敵意のようなものが、自分に向けられているのを感じたのだ。
「見つけたけど、取り戻せなかったんだ。それに僕は、まだこっちにいたいと思って」
「こんなところにいたって体を悪くするだけだわ」
シュガーは花京院の言葉をぴしゃりと遮った。
「こんなに植物を並べたって、気休めにしかならないでしょう。早死にしたいの?」
「おい、どういうことだ」
耐え切れなくなって承太郎は口を挟んだ。
花京院が早死にする?
「あなたが、典明がこっちに執着する原因かしら?悪いけど弟は返してもらうわ」
「弟?花京院がお前の?」
「そうよ」
シュガーは10代前半にしか見えない。
だが彼女の言葉には、奇妙な説得力があった。
「右足を取り返すのに力が足りないのなら協力するわ。それでとっとと帰ってきなさい」
「……すまないけど、それはできない。シュガー、君一人で帰ってくれないか」
花京院は彼女と目を合わせてそう言った。
シュガーは目を丸くして驚いている。
「あなた、死にたいの!?」
「それも悪くないなって思い始めてるんだ。そっちにいたって、何もすることがないからね。こっちの世界は辛いことも多いけど、楽しいこともいっぱいある。早死にって言ったって、あと数十年はもつだろう」
「数十年ぽっちで死んでしまうつもり?許さないわ」
シュガーはそう言うと、花京院の部屋の中に一歩踏み出した。
空気がざわりとする。
いや、ざわりとしたのは空気だけではない。
植木鉢の木々の葉が、一斉にザワザワしている。
「この人間が悪いのね?」
シュガーが承太郎を睨みつけた。
途端、承太郎の周りに置かれた植物の茎がぐんと伸び、承太郎の体を羽交い締めにした。
だが花京院が鋭く「やめろ!」と叫ぶと、その拘束が緩んだ。
その隙に承太郎は身じろぎして逃げ出した。
だが。
ザワザワ、ビキビキと音がして、部屋中の植物が猛スピードで成長している。
「抵抗するなら典明、あなたも力づくで連れて帰るわよ」
「……やれるものなら!」
シュガーがぱっと手を動かすと、植物の茎や蔦が花京院に向かって襲いかかってきた。
けれど花京院が同じように腕を振るうと、別の植物たちが伸びてそれを阻む。
承太郎は目の前の光景に目を見張った。
花京院とシュガーは、意のままに植物を操っている。
それに先ほどのシュガーの言葉も気になる。
花京院が『森』に帰れば、数十年ぽっち、以上を生きられるというのだろうか。
花京院とシュガーの力は拮抗しているようだった。
いや、花京院の方が少しずつ押されてきている。
どうやら部屋の植物たちは、花京院よりシュガーのいうことを聞くものが多いようだ。
花京院に面倒を見てもらってるんじゃねーのか。
承太郎ははっとひらめいて、ポケットの中を探った。
以前花京院がとても嫌な顔をしたので今はやめているが、実は承太郎は喫煙者であった。
ポケットの中には―――あった、これだ!
承太郎はさっとライターを取り出し、火をつけた。
きゃあっ、と声を上げてシュガーが飛び退る。
それに合わせて、彼女に操られていた植物たちも力をなくした。
とはいえ、花京院の方も体が固まってしまっている。
承太郎は身を躍らせ、シュガーの腕をひねりあげた。
「ちょっと!?やめなさい!」
「テメーが花京院を連れて行くつもりならやめねえ。諦めるっていうなら離してやる」
「冗談じゃないわ!大事な弟が人間なんかに惑わされて帰ってこないっていうのよ!?」
「悪いがこいつはやれねえな。もうこっちのもんだ。……燃やされてえのか?」
承太郎がライターを見せつけると、シュガーはおとなしくなった。
「……典明は」
「僕は、こっちにいたいと思ってる。ごめん、シュガー。僕のために来てくれたのは分かってる。だけど僕は……」
「分かったわ」
「シュガー!」
シュガーは一つため息をつくと、承太郎をきっと見上げた。
「あなた、名前は」
「承太郎だ。空条承太郎」
「私はシュガー・マウンテン。典明の姉の一人よ。いい?今日は典明は置いていくけど、彼に何かしたらすぐ連れ戻しに来るわよ」
「大丈夫だ、そんな日は来ねえから」
彼女は不満そうにしていたが、それでも花京院の家から去っていった。
『森』に帰るのだろう。
「………さて」
「承太郎、隠していてごめん。僕、人間じゃあないんだ」
「それは分かった。いったい何なんだ?」
「木のニンフ、ドリュアス、ドリアード、そんな名前で呼ばれているよ。木の精霊みたいなものだ」
「それがお前の、俺には言えないこと、か?」
「そうだよ。言ってはいけないこと、でもある。こっちに来るときに誓ったんだ。今の時代、僕らはなるべく身を隠してひっそり暮らしているからね。見つかったらどうなることか」
「ふむ。だったら”右足”は?あれはどういうことだ?」
「あれは……」
花京院はちらりと自分の右の足を見た。
今はゆったりとしたズボンの中に入っているが、そこに義足があることを知っている。
「君のあの、タンスだ。あれに使われている木材の一部に、僕の右足があるんだ」
「そんなことが?」
承太郎は驚いて、自分のタンスの形を思い出した。
人型の足のような部分はなかったと思うが。
「なんというかな、今のこの姿はかりそめなんだ。人間に化けているだけなんだよ。本当の姿はもっと木に近いんだ。君のタンスの上から二段目、右の引き出し、あそこ、僕の右足でできてる」
「そうだったのか……」
承太郎はじっと花京院を見下ろした。
赤茶色の髪に、みつ色の瞳。
「その引き出し、お前にやってもいい」
「本当か!?」
「ああ。それでお前の右足は元に戻るのか?」
「接ぎ木みたいにすれば大丈夫だと思う。駄目でも、この義足、結構気に入ってるし。だけどほら、自分のなくした右足がそこにあるのに取り返せないっていうのがモダモダして」
「なるほどな」
承太郎は深く頷いた。
そして。
「お前にやってもいいが、条件がある」
「え、なんだ?」
「お前の元の姿を見せて欲しい」
「え……」
花京院は戸惑ったような顔をした。
「好奇心かい?」
「かもしれん。だがとりあえず、すごく見たい」
「幻滅しないか?」
「そんな見た目なのか?」
「いや、でも、だって……人間とはだいぶ違うんだ」
花京院はしばらく躊躇していたが、やがて「分かったよ」と言って、部屋のカーテンを閉めた。
「万が一誰かに見られでもしたら困るからな」
それから深呼吸する。
そうして、花京院の体は、徐々に変化していった。
肌は茶色に、髪は緑色に。
体中から葉が芽吹き、赤い花が咲く。
すっかり変わってしまった花京院の姿は、言われなければ人の形には見えないほど、完全に木であった。
小さくうろになっているところから声がする。
「これが僕の本当の姿だ。人間の言葉でいうところの、モンスターというやつだ」
「怪物には見えねえな」
承太郎はそっと、花京院の頬にあたる部分を撫でた。
ざわ、と葉がそよぐ。
「俺はこの姿、好きだぜ」
ぶわりと花の香りが強くなった。
花京院の顔色はよく分からないが、おおいに照れていることは、なぜかはっきり分かった。
「僕も、その、君の見た目、好きだよ」
「お、おう」
承太郎も照れた。
いったい何を告白しあっているのだろうか。
「えーと、それでな、承太郎。僕、実は人間じゃなかったわけなんだが、その……それでも隣にいていいかい?」
「もちろんだぜ。こっちから頼む」
そういうわけで承太郎は、小さい頃から使っていたタンスの引き出しをひとつなくしたわけだが、その代わりにいい香りのする友人を手に入れた。
彼が友人からランクアップする日も、きっと近い。